社会福祉法人設立前

1986年(昭和61年)

1986年12月 地域作業所に通所者や在宅者たちが集まって、幸区遠藤町交差点の角の戸手デポー(現在は戸手生活館)2階の喫茶店店舗を借り、一般市民グループと共同経営していこうという話があり、見学に行く。以後、市民グループとの話し合いが何回かもたれる。

1987年(昭和62年)

1987年3月 市民グループとの共同経営がうまくいかなくなり、障害者たちだけで、経営していくことになる。店内整備をする。
1987年4月 名称を「ふれあいの家」と決め、営業をスタートする。
1987年6月 4~5人のボランティアが集まり、障害者とともに喫茶調理を始める。営業時間は10:00~14:00となる。隔月で『ふれあい通信』の発行を始める。
1987年7月 川崎市に作業所補助金の申請をするが、受けられず、その理由は、①幸区内には精神の作業所がある、②喫茶店の仕事が作業として認められない、③運営する団体は法人か、それに準ずる団体でないと認められない、ということであった。
1987年10月 これまでにも毎月運営会議は開かれていたが、正式に運営団体として「川崎ふれあいの会」を設立。

1988年(昭和63年)

1988年4月 運営資金をカンパ等でおこなってきたが、財政的にも困難となり、市からの補助金もおりないので、神奈川県職親制度を受けることになる。これ以後、2年間職親制度を受け、微弱ながらも維持運営していくことになる。
*第1回川崎ふれあいの会総会
1988年7月 川崎市に2回目の作業所補助金の申請をするが、前年と同じ理由で受けられず、やっとのことで、運営費50万円が元年度より支給されることになる。
1988年10月 店舗立ち退きの話があり、店舗探しを始める。財政的にもきびしく、よい店舗がみつからなかった。

1989年(平成元年)

1989年3月 幸区古市場に美容院の店舗をみつけるが改装工事に多額な費用がかかるため、一時はあきらめる気持ちになるが、それまで移転資金として貯蓄しておいたお金と市の運営補助金50万、借入金その他を使い、できるだけ安い費用で改装していくことに決め、古市場に移転。資金のため、債券の発行やカンパ金を集める。
1989年4月 4月~6月大改装工事。費用の節約から材料費以外は、ほとんど人件費をかけず、メンバー・スタッフ関係者で工事をおこなう。
1989年5月 *第2回川崎ふれあいの会総会
1989年6月 新装オープン、専従の調理の方が加わり、メニューを増やしたり、クッキーやジャムをつくり始める。名称を「軽食喫茶ふれあい」と改める。このころから約2年間、新聞、テレビ、雑誌等の取材が増える。
1989年7月 川崎市に3回目の作業所補助金の申請をする。

1990年(平成2年)

1990年3月 補助金を家族会を通して支給したいとの話があるが、行政、家族会、ふれあい三者の話し合いで、会に直接支給されることになる。
1990年4月 作業所補助金(Cランク)の支給をうけ、「作業所」としてスタートする。
1990年5月 *第3回川崎ふれあいの会総会

1991年(平成3年)

1991年5月 *第4回川崎ふれあいの会総会
1991年7月 川崎ふれあいの会運営の充実に係る要望書を衛生局に提出する。(平成4年度より運営費として、20万円支給される。)

1992年(平成4年)

1992年4月 軽食喫茶ふれあいの作業所補助金がBランクになる。
1992年5月 *第5回川崎ふれあいの会総会
1992年6月 元住吉にお店として使える所があるというので、職員で見学に行く。
1992年7月 元住吉店舗をメンバー、職員で見学する。当面は「販売店」として活動していくことにする。名称を「元住吉ふれあい」と決める。

1993年(平成5年)

1993年1月 「元住吉ふれあい」営業開始。
1993年5月

*第6回川崎ふれあいの会総会

1993年8月 「元住吉ふれあい」の営業が順調に行われているため、川崎市に作業所の補助金の要望書を提出する。

1994年(平成6年)

1994年3月 「元住吉ふれあい」が作業所として認可される。
1994年4月 「元住吉ふれあい」を「ショップふれあい」と改め、Cランクの「作業所」として活動を始める。
1994年5月 *第7回川崎ふれあいの会総会
1994年9月 「ショップふれあい」が元住吉から上平間に移転。
1994年10月 この頃より、「軽食喫茶ふれあい」の店舗の立替が家主から通知され、移転先を捜し始める。

1995年(平成7年)

1995年2月 「軽食喫茶ふれあい」の移転先を捜す記事が朝日新聞にのり、古市場銀座商店街の中にあるビルの一角を貸したいとの話があり、移転先に決める。
1995年3月 3週間の改装の後、移転。
1995年4月 新装オープン。「軽食喫茶ふれあい」補助金がAランクになる。
1995年6月 *第8回川崎ふれあいの会総会
1995年8月 「軽食喫茶ふれあい」は金曜日をミーティング、レクレーション、クッキーづくりにあてるため営業しないことになる。

1996年(平成8年)

1996年5月 *第9回川崎ふれあいの会総会
1996年7月 「ショップふれあい」の大家より建物を使ってほしいとの話がある。それを受けて、生活ホーム設立準備委員会を開催する。
1996年8月 「ショップふれあい」隣の建物の賃貸契約を結ぶ。川崎市に生活ホーム補助金交付の要望書を提出。
1996年9月 「生活ホーム」入居者決定、引越し。共同住居開設。
1996年10月 「生活ホーム」の夕食作り開始。

1997年(平成9年)

1997年3月 「生活ホーム」の補助金交付の決定がおりる。
1997年4月 「生活ホーム」の名称が、グループホーム「グリーンふれあい」と決まり、正式に開所する。
1997年5月 *第10回川崎ふれあいの会総会
1997年9月 「川崎ふれあいの会」10周年記念事業を開催する。

1998年(平成10年)

1998年6月 *第11回川崎ふれあいの会総会
1998年8月 現在の場所が手狭になり、「ショップふれあい」の移転場所を捜し始める。
1998年12月 平間銀座商店街にある小島ビルに移転を決定し、契約する。

1999年(平成11年)

1999年1月 「ショップふれあい」移転。旧「ショップふれあい」を「川崎ふれあいの会」の事務局と「グリーンふれあい」の共同スペースとして使用することとなる。
1999年3月 「川崎ふれあいの会」10周年記念の本「仲間っていいな10年」を出版する。
1999年4月 ショップふれあい作業所補助金がBランクとなる。
1999年5月 *第12回川崎ふれあいの会総会

2000年(平成12年)

2000年4月 「ショップふれあい」作業所補助金がAランクとなる。
2000年5月 *第13回川崎ふれあいの会総会
法人設立を提案し、法人化検討委員会(月1回)を立ち上げて検討していくこととなる。また、資金調達のための事業を行うことを決定する。
2000年12月 ~2001年3月
第1回~第4回法人化検討委員会を開催し、法人のメリットデメリットやどのような準備が必要か検討した。

2001年(平成13年)

2001年4月 ~2003年6月
第1回~第22回法人準備委員会を開催し、法人化に向けてのタイムスケジュール、資金調達や定款、基本理念、組織図、役員について話し合いが行われた。 また、その間何度か川崎市との事前協議が行われた。
2001年5月 *第14回川崎ふれあいの会総会
法人化準備委員会の経過報告をし、基本理念(案)を提出。

2002年(平成14年)

2002年5月 *第15回川崎ふれあいの会総会
法人化準備委員会の経過報告をし、定款(案)を提出。また、運営委員会や今後の総会のあり方を検討した。法人化後、市民団体「川崎ふれあいの会」は解散し、後援会という形にしてはどうかということが提案された。役員には当事者を入れてほしいという意見があった。

2003年(平成15年)

2003年5月 *第16回川崎ふれあいの会総会
法人化準備委員会の経過報告をする。
2003年8月 ~2003年12月
第1回~第2回設立委員会を開催し、具体的な提出書類の準備を進める。また、川崎市との事前協議にて計画概要・申請書の打ち合わせをする。

2004年(平成16年)

2004年1月 「ショップふれあい」の店舗契約が満了のため、鹿島田商店街へ移転した。
2004年2月 申請書類一式、その他参考資料を川崎市へ提出する。
2004年3月 法務局を訪ね、登記方法を確認する。精神保健課、総務企画課が、3施設を調査見学する。川崎市にて法人審査会が開催される。
2004年4月 *第17回川崎ふれあいの会総会(解散総会)
「川崎ふれあいの会」を解散し、会の特別会計(基本財産1千万円と運用財産)を社会福祉法人「川崎ふれあいの会」へ贈与することが承認される。また、社会福祉法人「川崎ふれあいの会」後援会を発足し、会の繰越金を後援会に移行することが承認される。